私が吃音を克服した方法とは

言いたい時に言いたい言葉が出てこなくなる吃音。「吃音を簡単に治せる方法があったらなあ」って思ってる人は少なくないでしょう。今回は、私が吃音を克服した驚くべき簡単な方法を紹介します。本記事は、吃音で悩む方々の助けになってくれれば幸いです。

吃音とは?

吃音とは、言語障害の一種で、話そうとする際に「あっ、あっ、あっ・・・」と言葉を繰り返してしまったり、言葉が詰まるような症状を指します。

吃音の原因は、人それぞれで、遺伝的な要因によるものから精神的なものや心理的な要因によるものまで多岐にわたるのが特徴です。

私が試してきた治療方法について

中学生の頃、吃音の症状が出始めて以来、私は吃音を克服するために、様々な方法を試してきました。ここでは、私が今まで、試してきた治療方法について解説します。

①音読

中学生の頃、英語の授業でテキストを読む際に、吃ってしまうことに悩んでいた私は、自宅で本を音読することで改善を目指していました。

ところが、自宅でリラックスをしている状態では、基本的に吃ることもなく、音読をする意義を見いだせずに、途中で断念する結果に・・・。

②自律神経の改善トレーニング

高校生の頃、吃音の原因は体質ではなく、心理的な面にあると考えた私は、家にあった自律神経に関する本を参考に、自律神経の改善トレーニングを始めました。

具体的には「横になっている状態で手足に力を込めて抜くという動作を繰り返したり、手足がポカポカと温まるように暗示する」というものを実践。半年ほど、継続していたものの、明確な効果を実感できずに、これまた断念してしまいました。

③ボイストレーニング

社会人になってから、より吃音の症状が悪化したことに危機感を覚えた私はボイストレーニングに挑戦することに。ボイストレーニングでは、レッスン前半で発声練習や呼吸法のトレーニングを行い、後半では歌のトレーニングをする流れでした。

そして1年間ほど、ボイストレーニングを受けていた結果、歌だけが上手くなり、吃音には特に効果は得られなかったですね・・・。

④情報商材

吃音に関する情報を何気なくネットでリサーチしていた際、とある情報商材に目が留まりました。約3万円程の情報商材でしたが、口コミが良好だったことと、治らなかった場合、全額返金保証がついている点に好感を覚えて購入することに・・・。

情報商材は、イメージの力で吃音を改善に導くという考え方をベースとしており、「鏡を見ながら吃音は治ると自分に言い聞かせる」「成功している自分をイメージの中で第三者の目から見る」などの方法が挙げられていました。

購入してから、吃音改善を信じて継続してきたものの、すぐに効果を得られないとモチベーションを維持するのが難しいタイプの私は、いつの間にか止めてしまうことに。

⑤催眠術

上述した、様々な方法にトライしつつも明確な効果を実感できなかった私は、ついに怪しげな催眠術にまで手を出してしまいます。吃音は、ある意味、喋らないように自分で自分に催眠術を掛けているとも考えられますよね?

そのため、逆に喋れるように催眠術をかけてもらえれば治るのではと、一縷の希望を持って、3万円を握りしめて催眠療法クリニックへ向かいました。結果は、もちろん駄目でしたね・・・。

私が吃音を改善できた方法

私がこれまでに試してきた治療方法について解説してきました。ここでは、いよいよ私が、上述の方法を試しても一向に改善されなかった吃音の症状を飛躍的に安定させることができた方法について解説します。

私が吃音を改善できた方法は、とても簡単です。それは、その日に吃ってしまった言葉をリピートするという発声練習になります。

例えば、「すいません」という言葉を言おうとして吃ってしまったなら、「すいません」を連呼してください。目安として10回程を寝る前や朝起きた時にでも行うようにしましょう。

驚くほど簡単なために、本当に効果があるのかと思う方もいるかと思いますが、私は、この方法に取り組んでから、よほどの緊張状態でなければ、吃ることがなくなりました。また、緊張状態で吃ってしまったときでも、2,3回言葉を繰り返すだけで、すぐに言葉を言えるようになっています。

ひどい時では、1分近く言葉を言えなくなかった時の私に比べると、絶大な効果のある方法であると言えるのではないでしょうか?

吃音を克服してストレスないコミュニケーションを

いかがでしたでしょうか。私がこれまで、試してきて効果の得られなかった方法から、実際に改善することに成功した方法まで解説してきました。

吃音がひどい状態の時って、言葉では言い表せないくらいストレスになりますよね?私は、毎日欠かさず、トレーニングを継続していることで、大分ストレスのないコミュニケーションが取れるようになりました。

ただし、今回紹介した方法は、あくまで私が改善することのできた方法であり、万人に効果のある方法であることを保証するものではありません。

ですが、この方法を参考に、自分に合った吃音改善方法を考案して、吃音を克服していただければ幸いです。

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