「FXって、そもそも儲かりにくい仕組みになっているの？」
「FXで儲かっていない人は何割ほどいるの？」
「FXで儲からない人の特徴はどういったものなの？」
FXで資産形成を検討しているものの「儲からないのでは」と不安を感じて行動に移せない人もいるのではないでしょうか？
今回は、そうした疑問を抱える人向けにFXで儲かっていない人の特徴や成功するために必要なことを以下の項目に添って解説します。
上記3つの観点から初心者の方向けに詳しく解説していきます。
本記事を読めば、FXでも正しい手順を踏むことで、利益を狙えることを納得し、気持ちよく投資家デビューを果たせるでしょう。
FXは儲からない仕組みではない根拠5選
FXで大きな利益を出すのは難しいとされていますが、決して儲からない仕組みになってはいません。
ここでは、その根拠として代表的なもの5選を紹介します。
それぞれ解説します。
1.金融商品取引法に基づいている
FXが儲からない仕組みではない根拠として、まずFXが金融商品取引法に基づいて運営されているといった点が挙げられます。
金融法品取引法とは、投資家を保護する事を目的に金融取引を公正にする法律のことです。
この法律の存在により、投資家は公正にFX取引を行って利益を狙えます。
金融商品取引法に登録された業者を選べば、安心です。
なお、金融取引法に違反している業者は処罰の対象となり、刑事罰や業務改善命令などのペナルティが課せられるケースも珍しくありません。
信頼性のある業者を選んで取引を行うことでFXでも儲けられる可能性があるといえるでしょう。
2.トレーダーが不利になる仕組みはない
FX業者では、原則として価格を不正に操作したり、取引を強制終了させたりなど投資家が負けやすい環境の提供を行ってはいません。
FX業者は基本的に投資家が取引する際のスプレッド（買値と売り値の差額）を主な収入源としてます。
つまり、投資家が損失を出しても、FX業者の収益には繋がりません。
そのため、投資家が一方的に不利になるような仕組みを設けてもメリットがないといえます。
FX業者は経営を成立させるためにも、投資家に積極的に取引を行ってもらうことを望むことから、そもそも投資家が不利になる仕組みを持つ必要性はないのです。
3.FXで儲かっている人は約60%存在する
FXで儲かるのは一握りという噂を聞いたことがあるかもしれませんが、実は半数以上の投資家が取引から利益を得られています。
一般社団法人金融先物取引業協会の調査によると、FX投資を行っている人のなかで約60%の投資家が儲かっているという結果でした。
参照：一般社団法人金融先物取引業協会｜「外国為替証拠金取引の取引顧客における 金融リテラシーに関する実態調査」の概要
そのため、FXで儲けられるのはごく一部という噂は本当ではないと考えられます。
60%以上の投資家が儲けている事実から、正しい知識と戦略を持って挑戦すれば充分に利益を狙える仕組みであるといえるでしょう。
60%の人が儲けられてるってびっくりですね。
4.取引時間が長く、空いた時間に取引できる
FXは取引時間が長く、好きなタイミングで自由に取引できる点も儲けやすい理由といえます。
FXは取引時間が平日の一部時間（9時～11時30分、12時30分～15時）に限定される株式投資と異なり、土日を除いて原則24時間取引可能です。
そのため、自分のライフスタイルに合わせて取引ができ、比較的自由度の高い投資ともいえるでしょう。
また、通勤時間や家事の合間などの隙間時間を利用して効率的に稼ぐ人も少なくありません。
仕事や家事で忙しい人でも儲けられる可能性のある投資であり、儲けるための環境が十分に整っているといえます。
5.分析により値動きを予測可能
FXでは、分析に力を入れることで、値動きをある程度予測できる可能性があります。
例えば、経済や金融政策の動向調査などの分析を行えば、大まかには相場の変動を予測可能です。
また、価格の推移をグラフ化したテクニカルチャートから過去の値動きをチェックして、将来の値動きを予測できる場合もあります。
なお、上記の分析方法はそれぞれファンダメンタルズ分析・テクニカル分析と呼ばれる分析方法です。
初心者の場合、最初から両方に取り組むのは負担が大きいといえるため、まずはテクニカル分析から学び始めるのがよいでしょう。
まずは、ローソク足や移動平均線など、簡単なものから勉強しましょう。
FXで儲からない人の特徴とは
FXで儲からない人の特徴として、主に知識や経験の不足・戦略が不十分・精神的要因などが挙げられます。
それぞれの詳細を把握しておくことで、自分の投資スキル向上や損失対策に役立ててみましょう。
1.基本となる知識が不足している
FXで儲からない人の特徴として、まず挙げられるのが基本的な知識が不足している点です。
相場を分析するために必要なノウハウやテクニカルツールの操作方法についての知識が欠けていると、儲けることは難しいといえます。
また、指標発表前後での値動きの特徴や日々のなかにおける時間帯別の値動き傾向について知識を持っておくことが重要です。
ロンドン市場が開かれる16～１９時は値動きが激しくなりますよ。
加えて、チャートの見方に慣れていない人も値動きの予測を失敗しやすいことから利益を出すのが難しくなるでしょう。
FXで儲けられるようになるためには、書籍やウェブサイト、スクールなどを活用して必要な知識を身につけることが大前提となります。
2.根拠のない取引をしている
明確な根拠を持たずに、闇雲に取引を行う人の場合、FXで儲け続けるのは難しいといえます。
ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを活用せずに、勘や運任せで取引をすると勝つ可能性は低いです。
もし勝てたとしても、なぜ勝てたのかについて根拠がないために、再現性がありません。
そのため、取引を重ねても、勝率を維持できず、儲けられない可能性が高くなります。
FXで安定した利益を出し続けるためにも、経済情報に基づいた相場予測やテクニカル指標を活用した相場分析を取り入れることが大切です。
エントリーや決済の基準となる根拠を明確に持つようにしましょう。
3.資金管理を行っていない
FXで儲からない人が軽視しがちなのが資金管理です。
FXにおける資金管理とは、運用資金やレバレッジ、証拠金など取引に関わる要素を的確に管理することを指します。
なお、レバレッジとは、自己資金を元手に数倍以上の額にて取引ができる仕組みのことです。
資金管理が適切でないと、相場に激しい値動きが生じた際に、思わぬ損失を被るリスクが高くなります。
そのため、取引におけるリスクとリターンのバランスを考慮した資金管理を行うことがFXで儲けるために必要なポイントの1つです。
1回あたりの取引金額、目標リターン、許容リスクなどについてルールを明確に定めた上で、運用していくようにしましょう。
損小利大（損は小さく、利益は伸ばす）を心がけてください。
4.デモトレードで練習していない
デモトレードで取引の練習を十分に行わずに、本番の取引を行う人も儲からない傾向があります。
デモトレードとは、FX取引を実際の環境で無料体験できるサービスのことです。
デモトレードを利用すれば、実際のお金を失うリスクを無くしたうえで、ツールの使い方や取引の感覚を磨けます。
また、デモトレードにて自分で考案したり教わった取引方法を試したりすることで、有効性について事前に納得いくまで確認を行うことが可能です。
こうしたデモトレードを活用した事前準備を行っていない人は儲けられない傾向があるため、できるだけ利用するようにしてみましょう。
5. 感情的になってしまう
最後に取引中に感情的になってしまうといったことが儲けられない要因として挙げられます。
取引結果に伴う感情に振り回されて、冷静さを失った取引に走ると、リスクを顧みない危険な取引を重ねがちになり、損失につながりやすくなるのが理由です。
特に取引で損失を出した直後に負け分を取り戻そうと無謀なロットにて取引を行うケースが初心者には多く見られます。
投資に焦りは禁物だよ！決めたルールをしっかり守ってください。
そうした危険な取引を行うと大きな損失を被る可能性も高くなるため、できるだけ避ける工夫が必要です。
FXを始めたばかりの頃は、どうしても取引に感情が入り込みがちになります。
ルールを明確に定めるなどの対策をとって、冷静な取引を続けることが大切です。
FXで儲からないを払拭するために必要なこと
FXで儲からない人の特徴を踏まえた上で、儲からないを払拭するポイントを見ていきましょう。
十分な事前準備や正しい運用手順、取引の振り返りを心掛けることで、勝率を安定させられる可能性が高まります。
儲からないを払拭するために大事な点を押さえて、ワンランク上の投資家を目指しましょう。
1.ルールを設けて取引する
FX取引にて儲かる投資家を目指すなら、適格なルールを設けたうえで、取引を行うことが鉄則といえます。
ルールを定めた取引を心がけると、その場の感情で雑な取引をしてしまうという事態を回避可能です。
感情的な取引を抑えられれば、再現性のある取引が行え、さらなる改善につなげられるでしょう。
また、一度ルールを確立すれば、過去データを用いて、ルールの有効性を検証することも可能です。
取引時のルールを決める際には、目標利益やライフスタイルなどと照らし合わせて、合理的な基準を設定するとよいでしょう。
2.デモトレードで経験を積む
FXでしっかり儲けを出すためにも、デモトレードで取引の経験を積むことが重要です。
デモトレードで取引を重ねることで、取引のスキルアップや戦略の向上を目指せます。
経験を積んでいくに当たり、まずは取引ツールの操作や注文を一通り行ってみて慣れていくのが大切です。
各FX業者によって取引ツールの使用感や画面の見易さには違いがあるため、自分にぴったりの業者を選ぶことも儲けるポイントの一つになります。
また、デモトレードではテクニカル指標を積極的に用いて扱い方を把握しておくのも重要です。
テクニカル指標はテクニカルチャートの値動きのパターンを予測するために使われる指標を指します。
使い方や見方が複雑なケースもあるため、誤った分析を避けるためにもデモトレードでしっかり確認しておくことが重要です。
なお、デモトレードを利用すれば、実際の相場でリスクを押さえて取引の練習ができるものの、本番に比べ緊張感が欠ける点に注意すべきといえます。
デモトレードでも本番のつもりで、緊張感を持ってやりましょう。
緊張感や精神的な面も取引結果に影響する要素となるため、デモトレードでも本番のつもりで挑戦することが大切です。
3. トレード方法を学ぶ
FX初心者は、まずはトレード方法について学んでみて、自分と相性の良いスタイルを見つけることも、儲かる投資家になるポイントです。
FXでは基本的に以下4つのスタイルを用いて取引をしていきます。
独自のやり方ではなく、一般的な手法を利用すれば、反省点や改善点を見つけやすくなり、スキルアップがしやすくなるでしょう。
なお、各トレード方法の大きな違いは、取引期間です。
数分で取引が終了するモノから数か月かかるものまで幅広くあり、どれが自分に合うかはライフスタイルや性格によって異なります。
まずは実際に、各方法を試してみて、勝率が高いものや生活に取り入れやすいものを見極めるようにしましょう。
そうすれば、儲からないという事態を回避できるといえます。
4. 経済情報を収集する
FXで儲かる確率を上げるためにも経済情報を普段から収集することが大切です。
経済情報をチェックしていないと、経済的な理由に伴う相場変動リスクに対処できず大きな損失につながる可能性があります。
相場は重要な経済指標やイベントの発生前後で値動きが激しくなる傾向にあるため、日々そうした情報に対してアンテナを張っておくことがポイントです。
特にFX初心者の場合、チャートの画面のみで相場を予測するテクニカル分析に偏りがちになります。
経済情報の確認を怠ると損失リスクが高まるため、ファンダメンタルズ分析も併用することが大切です。
日頃から金融・経済について情報を集めることで、稼げる投資家を目指しましょう。
SNSなどで自動的に情報が流れてくる仕組みを持つのもおすすめです。
5.リスクを抑えた投資を行う
リスクを抑えた投資を心がけることも、FXで儲けるために必要な心構えです。
リスクとリターンは比例する関係にあり高いリターンを狙うほど、リスクも高まります。
ハイリスク・ハイリターンの投資方法では一度の失敗で大きな損失を被る可能性があるためリスクをできるだけ軽減させることが重要です。
例えば、思惑とは逆に相場が動き、損失を抱えている状態で、損切を躊躇していると、更なる損失を被る可能性もあります。
また、高すぎるレバレッジ設定にも注意が必要です。
高いレバレッジをかけられるのが魅力のFXですが、その分リスクも倍増するという点を覚えておきましょう。
リターンよりもリスクを抑えられる戦略を用いた投資を行い、安定した利益を積み重ねていくことが大切です。
6. 取引結果の分析をする
FXでは、取引を行ったら、必ず結果の分析を行うようにしましょう。
FXの取引ごとに、結果や過程を振り返ることで、投資のスキルアップを図り、運用成果の向上が期待できます。
例えば、活用している投資方法の期間内における勝率を確認したり、取引の判断に至った思考過程まで振り返ったりすることで、改善点や取引戦略の有効性を把握することが可能です。
投資方法の勝率が低いのであれば、ルールを見直したり、別の方法と組み合わせることで、より良い投資ができるようになるでしょう。
儲けられる投資家になりたいなら、取引結果の分析は欠かさず行うことが大切です。
7. 自分にあった業者を選ぶ
FXは国内から海外まで幅広く業者が存在しています。
最後に自分に合ったFX業者を選ぶことが儲からないイメージを払拭するポイントです。
FX業者によってスプレッドや手数料などの取引コストやボーナスキャンペーン内容、損失を補償する制度の有無などは異なります。
こうした条件が充実していないFX業者を利用すると、利益の幅が抑えられてしまう可能性がある点に注意が必要です。
また、必要以上の損失を抑える仕組みがないことで、資金効率が低下する可能性もあります。
条件のよいFX業者を選べば、投資リスクをできるだけ抑えつつ、お得に投資を行うことができ、有利に投資を進められるでしょう。
自分の投資スタイルや投資目的も考慮したうえで、最適なFX業者を選べば、FXで儲けられる確率を高められるといえます。
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